何となく日々思うこと
アウトプットしない私。
今まで読書したり、映画見たり、音楽聴いたり、インプットのことしかしていなかった。
そんな自分でもいいのかな、と思っていたが、最近普段の会話で自分がどう思ったか、どう思うかを上手く表現できなくなり、実につまらない人間になっているなと感じ始めた。
ブログやネットへの書込みもさることながら、SNSへの投稿も皆無。
さらには仕事も営業職から内勤業務へ異動となり、業務上の話しか中身がスカスカの雑談会話しかできていない気がする。
こんな状態ではいつか自分の中身は無くなり、ただ世に溢れている素晴らしい作品やコンテンツを右から左へ垂れ流すだけの機械になってしまうのではないかと思う。
自分がどう思ったか、どう感じたかをアウトプットしないと自分の蓄積にならない。
より具体的な内容を細かく詳細にアウトプットすることにより、インプットする時にも今までとは大きく印象が変わるはずだ。
今の悪循環から抜け出そう。
そう決心した2020年の始まり。
さあ、自分。変わろう。
とりあえず一つ目のアウトプット。
この前観た映画「パラサイト」。
前評判を見る限り、かなりの期待値。
初の韓国映画と言うこともあり、ワクワクしながら映画館へ足を運んだ。(ここから先ネタバレ有り)
構成がしっかりと組まれており、単純にストーリーとして面白い。前半のコミカルなシーンは日本人の感覚にも合って笑える。後半、物語が転調してからの畳み掛けは見事だった。前半のコミカルな振りが後半のシリアスな回収に繋がる面白さもあった。
ただ、違和感が多いシーンもいくつかあった。
主人公は英語の家庭教師ができるレベルにあるのに、そのバイトをする以前は何をしていたのか?
ピザの社長に雇って下さい、など自分の価値をわかってなさすぎではないか?
特におおきな障害も持っていない、コミュニケーションも無難にこなせるのであれば、内職のバイトを家族ですることはない気がする。
貧乏であればあんな豪邸に行ける服はそもそもないはず。
妹は何故たった数時間であのわんぱく子供を服従させる事ができたのかわからない。(母親はネットの情報で説得させたとの会話はあったが)
と挙げればもっと出てくる『?』部分がたくさんある。
このことからキャラの個性は際立ってはいたが、それぞれに重みがなく薄い印象を持った。
そしてこの映画の最大のテーマ『貧困層』の描写が甘い事により、後半のシリアスな部分に感情移入ができず、なんでこんな感情が急に湧き出てんの?みたいな事になった。
(ストーリーの流れで貧困層を無意識的に蔑んでいる富裕層への怒りというのは理解できるが)
なのでめちゃくちゃ推されている割に、私は全然面白くなかった。観なくていいレベル、と思う。
あと宣伝にお金かけすぎて、ちょっと…ってのもあるかも笑
以上、アウトプットの一発目でした。